今日、メタバースという言葉を初めて知りました。みなさんはご存知でしたでしょうか?
私もこの歳になって、最近は知らない言葉は若者ことばくらい…かと思っていたのですが、本日付日経電子版のこの記事に載っていました
(メタバース…?、メタは大きそうなイメージだし、バースは破裂する感じだし…ビッグバンのようなもの?かと思ってましたが違いました(笑))
その記事はこれです
日経電子版 2022年1月24日
『SONYカー「仮想敵」はメタ 移動減る時代のEVどう走る』(2022年1月24日)
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCD2084Y0Q2A120C2000000/
私の大好きなブランドのSONYが、電気自動車(EV)の会社設立と市場投入の検討を表明した、という記事です
ソニーグループの吉田憲一郎会長兼社長は「移動に対する人の欲求はなくならない」といいながら、SONYカーのライバル・仮想敵は「メタバース」だと捉えています
ところで、メタバースとはいったいなんなのか?
記事中のメタバースは、 かっこ書き で「仮想空間」とになっていますが、 英語の「超(meta)」と「宇宙(universe)」を組み合わせた造語らしいです
そしてWikipedia によると、< メタバース(Metaverse)とは、コンピュータやコンピュータネットワークの中に構築された現実世界とは異なる3次元の仮想空間やそのサービス(中略)将来的にインターネット環境で、利用者はオンライン上に構築された3DCGの仮想空間に世界中から思い思いのアバターと呼ばれる自分の分身で参加し、相互にコミュニケートしながら買い物やサービス内での商品の制作・販売といった経済活動を行なったり、そこをもう一つの「現実」として新たな生活を送ったりすることが想定されている > とあります
では、なぜSONYカーのライバル・仮想敵がメタバースなのか?
記事にあるとおり、全国70都市を対象にした国土交通省『全国都市交通特性調査』によると、20代の「移動しない傾向」が強まっているそうです
人は移動しない傾向を強め、2015年調査で1日の移動回数は最低を記録し20代の男性の場合、1987年に約3回だった平日の移動は2回を割り込んだとか…
コロナ禍で通勤通学など不要では?という考えも多くなり、今後メタバースの精度が増せばバーチャルであたかも本当の旅行にも行けるかもしれません
それでもSONYは「移動に対する人の欲求はなくならない」と言い切れるのでしょうか?
私の趣味でもある車中泊の旅では、目的地まで何時間もかけて運転して、その過程で遠くまで来たんだぁというその❝距離❞を実感できます
心地よい疲労感とともに、日本って広いんだなぁ…って感じます
「移動に対する人の欲求はなくならない」…私もそうあってほしいと思います
そして、何故SONYは電気自動車(EV)に賭けるのか
ひとつは前述したとおり、単なる「移動」だけではメタバースによって、間違いなくリアルは価値を下げてゆくのだと思います
精度の高いバーチャルな世界で移動ができるのであれば、リアルである必要はなくなるのでしょう
だからこそ、SONYはリアルな移動中の時間も有効活用できる空間に変える必要があると考えています
そのためにも車はオンライン化し、家のメタバース空間では味わえないサービスができれば、環境意識の高いZ世代をも引き寄せられるかもしれない...だからこそ電気自動車(EV)なのでしょうね
そして、事実として世界のEV市場も2035年に2418万台と20年の11倍になるという予測があります
近い将来、SONYが世の中に送り出すSONYカーに乗ってみたい、運転してみたいものです
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